日本語ラップって昔(今も?)笑いの対象になりやすかったからか、いまだにハードコアが主流だけど、別段メイク・マネーにもビィャッチにも興味のない私としては、こういう人たちに肩入れしたくなってしまう。
まずネタ感を前面にだしたメロウなトラック、そしてラップ共々とてもユーモラス。はっきりいってラップなんて女の事か、あとはくだらない事しか言ってないんだけど、そこから漂うダメ人間感が猛烈に好み。でも音楽的にはしっかりしてるし、そのダメさが暗さにならずにむしろ前向きにさえ感じられる。単純にとても面白い人たちなので、普段この手のを聴かない人たちにはかえって引っかかりが多いと思うけど。
韻踏、降神、MSCなどを輩出した『ホーム・ブリューワーズ』にも参加していた二人組のデビュー作。