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昨年「Jaguar」や「STRINGS OF LIFE」のカヴァーが出たときも、なんだかなぁとおもったものだけれど、今度は『Galaxy 2 Galaxy』に収録されてた曲のライヴバージョンなんだそうで。なんかこういう話聞くと萎えるのは私だけでしょうか。
最近のデトロイトってエイロやアンプ・フィドラー、それにマシュー・ディアーなんかが出てきて盛り上がっているような印象だけど、逆にベテランに関しては停滞しているような感じがするんだよね。その中でもURとジェフ・ミルズはここ数年一歩も前に進めてないように思える。ジェフ・ミルズの今年頭のDVDは素晴らしかったと思うけれど、最初は鮮烈だった『Every Dog Has Its Day』も4作出したりしてマンネリだし、『SEE THE LIGHT』も他のアルバムもそれぞれの差異が私にはあまり見えなかったし。
そしてここ最近のURも正統派デトロイト路線かすちゃぽこエレクトロ路線(私はエレクトロがあまり好きではないのでどうしてもこんな表現になる)と決まっていて変わり映えがしない。別にテクノに革新性ばかり求めるわけではないけれども、『INTERSTELLER FUGITIVES』の頃にはあった切迫感がなくなって、今では随分と能天気なものに変わってしまっている。それにアルバム1枚ならともかく、昔の名曲のライヴバージョンをシングルで小出しにするのって明らかに前向きではないと思うんだよね。まぁそれでも彼らには暖かいファンがたくさんついてるから別にいいんだろうけど。