ミスター・チルドレンってアルバム発表直後やリリースの間が空いたときに出すシングルって、割りと彼等の中でも王道的な曲が多い傾向がある気がする。だからその分聴き手には、その間の彼等の成長というものが分かりやすく提示されていたと思うのだけれど。で、このシングルも何度目かの黄金期を感じさせる充実した活動と『シフクノオト』という作品の後だけに、余計彼等の成長という部分に耳がいってしまう。のだけれども・・・。一応ミスチルは最も好きなバンドの一つなのではっきり書くと、これは完全に失敗作でしょう。相変わらずピアノから始まるイントロもどうかと思うのだけれど、なんか音があまりにも弱々しくないでしょうか。まるで『深海』も脳梗塞も何もなかったような感じ。まぁ、有体に言えば魂が感じられないのですよ。ジャズっぽい2曲目はまだいいとしても、デスコな3曲目なんかへぼへぼだし。個人的には『Q』のようにもっとバンドの可能性を追求してほしいなぁ。なんか最近希望書いて終わるな(笑)。