http://www.slipknot1.com/
SLIPKNOTがデビュー作でみせた[デスメタル+ターンテーブル+パーカッション]というリズムはなかな新鮮で魅力的なものだったとは思うのだが、次の『アイオワ』はドラムの人が頑張りすぎて、ただのデスメタルになってしまったような感じだったのであまり期待してなかったのだけれど、これは結構好きな作品かも。
内実はどうだか知らないけど傍目から見てると最近へヴィロックってあまり盛り上がってないように見えるので、この新作というのは期待が大きかったと思うのだけれど音楽的な新味はほとんど無し。逆にオールドスクールなメタルに接近した感じ。ヴォーカルがわりとメロディアスになったのはソロ活動の影響なんだろうけど、リフとかドラムのビートも懐かしさを感じさせるものが多いし。何だか高校生の頃に引き戻されそうになります。この変化がソロ活動のせいなのか、解散の危機を乗り越えた末の原点回帰なのかは分からないけれど、個人的には歓迎したい変化です。
でもここで敢えて難癖をつけさせてもらうと、これだけの編成でこの音楽性というのはやはりもったいない感じがするなぁ。いっそギターなんか全部なくしちゃって、それで空いたスペースでターンテーブルとパーカッションを遊ばせた方が遥かに面白い音楽になると思うのだけれど。まぁ、そんなことしたらそれこそ解散か・・・。
- Vol. 3: The Subliminal Verses
- Slipknot
- Universal 2004-05-25
- 曲名リスト
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- Prelude 3.0
- The Blister Exists
- Three Nil
- Duality
- Opium Of The People
- Circle
- Welcome
- Vermilion
- Pulse Of The Maggots
- Before I Forget
- Vermilion, PT. 2
- The Nameless
- The Virus Of Life
- Danger – Keep Away
by G-Tools , 2007/03/24