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クリック/ミニマル・ハウスの人ってリリース・ペースがやたらと早い人が多いけど、この人も春に出したデビュー盤『Blind Behaviour』に続いてもうアルバム。その間も様々なコンピの参加やリミックス仕事をやっているんだから恐れ入る。そのデビュー盤『Blind Behaviour』は、以前トランスマットのコンピに参加していたことやピース・フロッグからのリリースという事でデトロイティッシュになるのは予想できたけれど、さらにそこにレゲエ色の加わったレイドバックした印象でカデンツァの路線を期待すると肩透かしを食うようなアルバムだったけれども、こちらの方がカデンツァに近いかな。さすがにあそこまでリズムは強烈じゃないけど、タイトなリズムに絡む独特なパーカッションの使い方は流石。なくても良いのではないかと思えるほど遠くで鳴っているのだけれど、さり気なく曲に奇妙なうねりを与えている。それにこの人がよく使う「ザー」ってノイズもいいアクセントになってる。やはりこの人からは目がはなせないですね。でも難を言うと、この人って上ものの音色とメロディーのパターンが少ない気がするなぁ。前半なんかどれも似たり寄ったりだし。あとせっかく年に2枚もアルバム出すんだったら相方をPIER BUCCIじゃなくて他の人に変えた方が良かったと思うのだけれど。っていうかこの人いつも誰かと共作なのはなぜなんでしょう?
あと、改めてみてみたらこのMONNE AUTOMNEって誰のユニットなのかが全く書かれてないですね。失礼しました。MONNE AUTOMNEはlucian nicoletとpier bucciによるユニットですね。pier buccは『BlindBehaviour』でも多くの曲を共作している人です。
Tracklist
- Automne
- Mago
- Teco
- Argelulupier
- El Salvador
- Quillin
- Motecom
- Too Late
- Self Made
- Soft Algoritmic
- El Salvador (Pier Bucci & Luciano Remix)