まぁ、なんだかんだ言って気になるのが正直な所なので時間をみつけては聴いているのだけれど(それでも2回くらい)、ん~、とりあえずの感想を。
まだあどけなさを残しながらもデビューしてからもう6年になるのかな?それから時が経つにつれ、まるで時代の空気と呼応するかのように彼女の表現は重さを増してきて、前作に当たる『誰かの願いが叶うころ』は彼女の作品の中でも最も重い曲になったと思うんですね。確かに地味な曲ではあるのであまり受けはよろしくなかったようだけど、私は彼女の祈りにも似た真摯な気持ちが伝わってきてこの人の中でも最も好きな曲なんだけど、同時にこれから先がない感じもしたんですよね。だから心機一転、てな感じで新しい宇多田ヒカルがこの盤では聴けると思ったんですよ。
でもねぇ~、どうなんでしょう。とりあえず路線としてはもう完全に米メインストリームのR&Bかアイドル・ポップってな感じ。変拍子のリズムとかオリエンタルな上ものとかも聴けるけど、そんなもの今どきそこら中に溢れてるからねぇ。はっきりいって正に「全米デビュー作」って感じ。こんなもの今さら聴かされても面白くもなんともないですわ。今までのアルバムって彼女の雑多な音楽性が結構でてたと思うんだけど、このアルバムってそれがないんだよねぇ。英語で歌われると彼女の歌もそう感情に訴えかけてくるものでもないし。こうなってくると今まで彼女の何が好きだったのかもよく分からなくなってくるなぁ。
ってまだ2,3回しか聴いてないのに辛口に書きすぎたかな?何ヶ月か後に手のひら返してたらごめん。
Tracklist
- EXODUS
- Utada T.Moseley
- ユニバーサルミュージック 2004-09-08
- 曲名リスト
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- オープニング
- デヴィル・インサイド
- エキソドス’04
- ザ・ワークアウト
- イージー・ブリージー
- ティッピー・トウ
- ホテル・ロビー
- アニマート
- クロスオーヴァー・インタールード
- クレムリン・ダスク
- ユー・メイク・ミー・ウォント・トゥー・ビー・ア・マン
- ワンダー・バウト
- レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ
- アバウト・ミー
by G-Tools , 2007/05/12
個人的には『Deep River』が一番好きなんですけど。
今風のR&Bかアイドル・ポップか…。
マーズ・ヴォルタのドラムの人が叩いた効力はないのか?
私はそのマーズ・ヴォルタの人が参加した曲が一番面白かったですけどね。でもこの曲だけロックっぽくて正直浮いてる・・・。まぁそこら辺は森田さんが詳しく書いてるので。
http://aboutagirl.seesaa.net/article/559641.html