今年の秋は大豊作な感じですがこれもそんな一枚。U.S.Bからデビューしたメキシコこと山辺純の2年ぶりのセカンド。
彼のデビュー・アルバム『Park Avenue』はモノトーンな雰囲気と幻想的なシンセと歌声がとても美しい大傑作だったんだけど、今作は少し印象が変わりましたね。前作がテック・ハウスを基調にしていたのに比べ、今作はビートが強くなって明らかにテクノっぽい。しかも楽曲の幅も広まって、疾走感溢れるダンス・トラックからブレイク・ビーツ、そしてベーチャンっぽいテクノや四つ打ちのダウンビートなど、前作のモノトーンな感じと比べるとはるかにカラフルになった。しかし今作でも変わらないのはシンセと自身による歌の美しさ。トラック・メイカーが自分の歌も披露するのってわりとよくあるけど、そういうのって往々にして味があっても技術的には褒められたものじゃない場合が多いけど、彼の歌は全然そんなレベルじゃないんですよね。ヴォーカルのオーディションで平井堅と優勝を争った、なんてエピソードもあるようだけど、その中性的な澄んだ歌声の美しさは特筆モノ。そしてその歌声と絡み合うシンセの響きも本当に美しい。写真を見ると普通の純朴そうな青年なんだけど、このアルバムはマジで傑作。前作に続いて長く愛聴できそうです。
こんばんは。
トラックバック頂いたので、聴き直してみましたが、ヴォーカルは全て山辺純本人なんですね。
「Slow Down」なんて、最初てっきり女性ヴォーカルだと思ってたんですが、改めてよく聴くと女にしては声低いし・・・。
>ヴォーカルのオーディションで平井堅と優勝を争った
↑本当ですか?
確かに歌上手いけど。
山辺純って、ゴリゴリのテクノの人というより、いろんな音楽を聴いてそうなところが良いです。
メキシコです。つうか山辺です。
アルバムご紹介いただきまして、誠に有難うございます。
実は争ったのは椎名純平さんなのですが…。
どっちにしろどうにもならなかったので自慢にもならないです。
yotablogさんにこちらでも褒めていただきまして、もう何というか、感激です。
たまにライブもやっています。
shooterさんもyotablogさんも、お時間ありましたらば是非一度見に来てください。
こちらで勘違いしていたみたいですいません。たしか”Park Avenue”の12インチ買ったとき、シスコにそう書いてあった気がしたんですが。
しかし本人からコメント頂けるとは、どうにも照れくさい・・・・。
メキシコさんの声はホントに透明できれいだとおもいます 以上です
メキシコさんの声はホントに透明できれいだとおもいます 以上です
PING:
TITLE: Mexico [techno/house]
BLOG NAME: acid over the rainbow
先週の金曜日に厳選して買ったCD、1枚目に続いて2枚目はコレ。
Mexico – Forgiveless (blank/2004)
1stアルバムはフロッグマンのサブレーベルUSBからだったメキシコこと山辺純の2ndアルバムです(blankというレーベルから)。
ディープかつグルーヴィーなミニマル ハウス。
まったりなごめます。
まったりできるクラブ ミュージックっていいですねえ。
家ではこんなのばっかり聴いていたいです。
このひとの音楽はディープなだけじゃなくてポップさも兼ね備えているので、フツーのひとも聴きやすいかも。
音の感触はワタナベ ヒロシ(ak…
PING:
TITLE: amazon本店+マーケットプレイス無駄遣い
BLOG NAME: gekka blog
・Forgiveless / MEXICO ・80年代SF傑作選 上…