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クリック/ミニマル・ハウス以降、頭角をあらわしてきた人にはヴィラロボスを筆頭にキャリアのある人が少なくないけど、このドミニク・ユーロバーグも10年近いキャリアのあるベテラン。そんな彼の初のアルバムがこれです。
以前少し紹介したシングルはあまり印象に残らなかったけど、これはダブ・ハウス中心でかなり良いです。
とにかく1曲目の”Die Invasion Der Taschenkrebse”が出色の出来。心臓の鼓動を思わせるキックの音に、まるで鼓動が徐々に早まるかのようにベースや様々な音が重なっていく。けして派手な上モノとかを使っているわけじゃないんだけど、しっかりと聴かしてくれます。そしてこれはアルバム全体にいえるんだけど、この人はフックの作り方がとても上手いですね。それもよくあるシンセ音やドラム・ロールとかじゃなく、例えば1曲目では車の急ブレーキのような音や、2曲目ではカメラのシャッター音なんかを巧みに使ってる。だから一聴すると地味のようにも思えるんだけど、結構頭の中に残っていて何度も聴きたくなってしまいます。そういった意味ではロバッグ・ウルーメに近いともいえるけど、こちらの方がよりフロア仕様。勿論硬~いキックとベースが織り成すリズムも素晴らしいです。
これは是非アナログで欲しかったところだけど、アナログは7曲しか入ってないのよね。
- Flora und Fauna
- Dominik Eulberg
- Komps
- 評価
- 曲名リスト
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- Die Invasion Der Taschenkrebse
- Die Trottellummen Von Helgoland
- Keine Nieten Bei Den Herbstzeitlosen
- “Brenzlich, Brenzlich,” Dachte Der Feuersalamander
- Die Seeadler Der Muritz
- Das Rohren Der Rotwildbrunft
- Der Tanz Der Blau-Grunen Mosaikjungfer
- Der Judaskuss des Sonnentaus
- Der Zug Der Kraniche: Boten Der Veranderung
- Der Purpurrote Sonnenuntergang Am Schilfumsaumten Bergsee (Mit …)
by G-Tools , 2007/04/22