彼がデビューしたのっていつなのか私は正確には知らないんだけど、気が付けばリチャード君も立派に10年選手なんですよね。で、どこの世界でもそうなんだろうけれど、ベテランのあり方というのは中々難しいものがあると思うんですよね。そこでURのような伝統芸能になるのか、リッチー和尚のように新しい事に果敢に挑戦していくのか、という事を考えた時にリチャード君はそのどちらでもなく自分の現在の音楽性を素直に出した、というのが前作の『Drukqs』なのかなと私は思っているのですが。賛否両論あったようですが、あのアルバムに流れるメランコリックな感じは私は好きだったんだけどなぁ。っつうか、”ポート・ロンバス”好きなら『Drukqs』も好きだと思うのですがどうでしょうかびびんばさん。
なんかだんだん話がそれてきておりますが、リチャード君久々の新作は「ANALORD」っていう名義なのかタイトルなのかよく分からんのですが、10作目まであるとウワサの連作。その1,2作目。
私は今回彼がどんな手で来るのか興味津々だったのだけれど、まぁ一言で言ってアシッドですね。なんか「Acid」って入った曲名多いし。今アシッドが流行っているからとも思えるし、原点回帰とも思えるんだけど、まぁ面白くはないわね。それでも2に漂う物憂げな感じはかなり好きだけど。ただこの2枚だけだとまだ何ともいえないですね。意図がよく分からんし。これはスクエアプッシャーでいえばケイオス・A.D.みたいなものなんでしょうか。ん~、やっぱよく分からん。
いやあ、すでに15年選手ですよ、リチャ君は。
『Drukqs』は、リチャード君がおそらく初めて奇をてらわずに
リリースした画期的な作品だと私は思っております。
世間の評価は何故か低いみたいですけどね。
「Analord」はまだ試聴しただけですが、アシッド好きにはた
まらん内容ですね。
AFX名義の12″はCD化されないのが世の常(?)ですから、近
いうちに買いたいと思ってます。
きょうooterがooterはアルバムへウワサすればよかった?