ちょっと前にビビンバさんがポータブルのライヴCDRを紹介していたので、ポータブル好きの私としては負けられないと彼が今まで出したライブCDRをまとめてご紹介。
なぁんて書き始めたのはいいんだけど書くことあんまりないんだよね。今まで何度か書いてるけど、作品ごとに劇的な変化を遂げる人ではないので違いを指摘しづらいのよ。まぁ、こちらでも書いてあるようにルチアーノなんて何年もライヴ・セット同じだけどね。
上の2枚はポータブルのレーベル、SUDから出されたもの。左の『more things change』は多分アンディ・ヴァズの『LIVEINTOKYO』と同日のライヴを収録したもの。とにかくこの作品で印象的なのは耳に纏わりつくような土着的なパーカッション。しかし祝祭的な雰囲気など微塵もなくひたすら平熱のままダンス・ビートが刻まれます。
そして右のが以前紹介した『speak of it,think of it』。これを出した頃にはもう自身のアルバムを2枚もリリースしている頃なので多少起伏がありますね。しかしここでも印象に残るのは彼のパーカッション使いです。彼の場合パーカッションが非常に重層的で、まるでオーケストラのように聴こえる瞬間もしばしば。彼は南アフリカの出身なんだけど、やっぱりアフリカ音楽の影響なんでしょうか。私はアフリカ音楽ほとんど聴かないんで分かりませんが。
最後に下のが昨年末に紹介したアンディ・ヴァズのと同時にでたブツ。2004年の7月の音源なんだけど、その日のフライヤーをまんまジャケに使っているという手作り感覚溢れるものです。こちらは以前に比べウワもののメロディが多彩になったことで、より感情に訴えかけてくる感じです。中でも傑作『FLICKER EP』の曲が出色で、特に”30hz”をアレンジした3曲目なんてちょっと泣きそう。前2作の淡々とした感じも好きなんだけど私はこれが一番好きかな。
一応3枚ともCDRなんで価格も千円半ばと安いんだけど、最初の2枚は今では入手困難かと。『LIVE AT YELLOW』の方はこちらのほうでまだ買えます。
いろいろ勉強になりました。
アフリカのひとだったのか~。あのリズム感、納得ですわ。
上の2枚のライヴCDもほすぃ~!!
PING:
TITLE: Portable – Live at Yellow 2004.07.22 (Realjo[k]e…
BLOG NAME: acid over the rainbow
アンディ・ヴァズのと同じく100コピー限定(らしい)、ポータブルことアラン・アーブラハムスのライヴCD-R。
こちらはクリックと言うよりか、トライバルで土着的なリズムとヴォイス・サンプル、それから意外とねちっこいベースラインが特徴的です。
それでもそんなにしつこく感じないのは、ヨーロッパ的なウワものの音色とメロディーのおかげかな?