発売してからずっとヘヴィーローテーションで聴いていたらいつのまにか紹介しそびれていましたね。でもねこれを早い時期の紹介しておかなかったのは失敗だったかなぁ、という感じです。というのはYUKIとYO-KINGの夫妻は3月に息子さんを亡くされたそうなんですよね。このアルバムのタイトルになっている『joy』というのは出産を経ての気持ちなのだろうし、良くない事とは思いつつもどうしてもこちらの聴き方も変わっちゃうんですよね。
それでもこのアルバムが今年屈指のポップ・アルバムということには変わりないと思います。とにかくね、タイトル・トラックでもある”JOY”に尽きますよ。フォーマットとしてのハウスと取り入れた曲は数多くあれど、ハウスの持つ多幸感をここまで見事に取り入れた曲は稀だと思います。トラックが微妙にデトロイトっぽいのもいい感じです。
他にもシングル・カットできそうな曲がずらりと揃っていて、時々歌唱が雑なところが気になるけどそれを除けば、正に最高のポップ・アルバムです。あとはちょっと言葉が出てきません。
亡くなった息子さんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。