以前紹介した HOUSEDUST TEST SERVICE の最新作。この前のは２番から５番までの発売だったけど、今回は６番から１２番と一気に７枚です。この前のも結局１枚しか買わなかったんだけど、今回もとりあえず１枚だけ。そうすると選ぶのはこれしかないでしょうといった感じで、なんと Maniac Love のファイナルの時の音源です。
元々出不精でクラブ遊びのしない私は Maniac Love の閉店に関してはあまり関心がなかったんだけど、やっぱりファイナルだから大ネタ連発なのかと思って聴いてみたら、かなり予想外に全編クリックです。しかし SHUFFLEMASTER までクリックに移行しているとは全く知りませんでした。なんかハード・ミニマルの人たちがクリックに鞍替えするのって、あまりにも安易な方法が目立ちすぎて面白みに欠けると最近思い始めているのでなかなか複雑です。
でもそんな思いとは裏腹にここでのプレイはかなりいいです。 Maniac Love のファイナルという感傷的な面は全く見せずに、ダークなクリック・テクノでファンキーなグルーヴを作り出しています。後半 Akufen の懐かしい曲が飛び出して少しディスコっぽくなったかと思うと、なぜか Villalobos で終わる展開も面白い。
ここら辺の感覚が彼のオリジナルにどう活きてくるのか期待したいところですが、もっと作品製作のほうを活発にはやらんのかのぉ。
DJ SHUFFLEMASTER/Last Gig at Maniac Love December 3,2005(HOUSEDUST)CDR
