もう随分時間が経っちゃってんだけど、以前書いた Matthew dear の記事の続き。一応もうすぐこの名義でミックスCDも出るという事でタイムリーかなと。
最初 Matthew dear がこの名義で作品を出した時って数ある名義の一つにしか思ってなかったんだけど、今ではむしろメインの名義になっちゃいましたね。一応以前の彼のインタビューから、この名義はハードでアグレッシヴなものというのは分かるんだけど、他の名義とどのような線引きがあるのかはイマイチ不明。でも一般的には彼の中でもより派手な名義という認識があるのではないでしょうか。
で、世間にそういう印象を植え付けたのがこの3枚のEP。とはいいつつも私はアナログでは『THE PONG』しか持っていません。残り2枚は iTunes Music Store で買いました。いやはや、便利な世の中です。
基本的に3枚とも表題曲は、前作の『Anger Management』の路線を受け継いだアシッド/ブリープ・テクノ。でも上もののビキバキ度はその比じゃないというか、ここまで露骨に電子音を主張しているのも珍しい。特に “Titty Fuck” のギザギザ感とか狂ってますもんね。
でもリズムの方はさらにスカスカに、かつタイトになりながらも軽妙さというものが失われておらず、この手のが苦手な私でも結構楽しんで聴けます。
『The Audion EP’s』
01.Kisses
02.Titty Fuck
03.The Great Compromise
04.THE PONG
05.YOUR PLACE OR MINE
06.THE DOG
07.Just Fucking
08.Just Fucking (Roman Fluge’s 23 Positions In A One-Night Stand P)