いや、なんかね、やっぱり新譜はあんまり考え込まずに、簡単にさくさく紹介していきましょう。うん、そうしよう。
とかいってこれはそんなに新しくもないんだけど、出たのは一応今年です。
この Takashi Wada という人に関してはほとんど知らないんだけど、以前 onitor からアルバム出してるみたいですね。で、これはパリでのライヴの模様を収録した盤。
以前の盤はわりとエレクトロニカ寄りなサウンドだったようなんだけど、こちらはライヴという事もあってか全編四つ打ち。でも上モノの方はさすがエレクトロニカ畑の人というか、テクノやハウスではあまり見受けられないような細やかさとやわらかさがあり、メロディが非常に際立ってます。特に踊るようなピアノが印象的な2曲目の美しさったらないですよ。そして上モノがそんなだからリズムもそんな押しの強いものではないんだけど、きちんと躍動感というものは保持されていて、後半に行くにしたがって徐々に激しくなっていく構成もいい。
とにかく予想以上に素晴らしくって、個人的には mexico さんの『Park Avenue』以来の胸きゅんハウスの傑作!まもなく新作出るらしいのでそれも買わねば。
因みにリリースは以前 portable (過去記事)と Andy Vaz (過去記事)のライヴ盤を紹介した事のある REALJOKER から。ということでこれも家計に優しいお値段です。