髄泉で紹介されているのを見てからも、そして買ってからも随分と時間経っちゃったんですが。
一応個人的にクラブ・ミュージックの入り口がドラムン・ベースだったもので、UK のブレイク・ビーツの変化ってそれなりに追いかけてたんだけど、ドラムン・ベース→ビッグ・ビート→ブロークン・ビーツ→2ステップ、くらいまではついていけたんだけど、その後の UK ガラージだのニュー・スクール・ブレイクスだのグライムだの、しかもそれが飛び火してベイル・ファンキとかバルチモア・ファンキまでいっちゃうとチンプンカンプンなんですよね。なもんで未だに Dizzee Rascal も M.I.A. も聴いたことない有様です。
だからこの人に関しても全然知らなかったんだけど、サイト見ると M.I.A. や露骨キットと一緒に写った写真があるから多分期待の人なんでしょう。
でね、私が聴いてまず最初に思ったのは、なんでこの人は韻を踏まないのかなぁと。基本的にどの曲もサビ以外はラップなんだけど、韻を踏まないもんだから、なんかえらく間延びして聞こえる箇所が少なくないんですよね。これが物凄くもったいないというか。
彼女がここで語る現実というものは、ある意味 MSC なんかよりもハード・コアなものだと思うんだけど、彼女の持ついい意味でのギャルっぽさというもののおかげですごくポップに響いてるんですよね。かと思えばサビなどの歌の部分ではシリアスな面も出ていて、この人はけっこうな逸材だと思うんですよね。だからなおさら勿体ない気がします。
彼女が苦労してないとか言うつもりはないんだけど、ちょっと意地悪な言い方すると、この人は自分の才能に頼りすぎな気がします。
あと MR.D と MR.DE の区別がつきません。
『TIGARAH EP』
01.Roppongi-Dori
02.Girl Fight!
03.The Game In Rio
04.Fake Out
05.Japanese Queen
06.Money
07.Everything Is In Your Hand
08.Japanese Queen (MR.D Remix)
視聴→tigarah.net
あ、僕も似たようなこと考えてました。
僕はshooterさんほど、ヒップホップはわからないので、韻とかのスキルは全然わからないんですが、どうもモタッてる感じがして、みんなが言うほどかっこいいと思わなかったんですよ。
多分、センスがものすごいんだけど、それにスキルがついていってないのかなあと。
だから自分の中でヘビープレイにならないし、いまいちブログで書く気にならなかったんかな。
曲自体はキャッチーでいいと思うんですけどね。
ウチでは2歳の子供が「マティラマティラ」とか普通に歌ってるし(笑)。