THA BLUE HERB の ILL-BOSTINO と Calm が以前から親交があったのは知っていたので、このユニットを始動させた事に特に驚きはなかったんだけど、丸みを帯びたキックの音にパーカッション、包み込むようなシンセに高揚感溢れるキーボードのメロディという、ここまで直球デトロイト路線とは思いませんでした。
まぁ Calm は以前 K.F. 名義でデトロイト路線のアルバム出してるみたいだし(聴いた事ない)、Boss はハウスの偉人に対する尊敬の念を隠そうとしなかった人だから、予想してなかったわけではないけれど、これはちょっとどうなんでしょうかね。
以前から何回か書いてるけど、デトロイト・フォロアーの人ってデトロイト・テクノのロマンティシズムばかり拡大解釈しているみたいであまり積極的に支持できないんだけど、これも全く一緒。しかも Boss ってダンス・ミュージックについてもロマンティシズムばかりみている印象があるので、もう尚更。しかもリミキサーの Gerald Mitchell も原曲に引きずられるように拡大解釈路線で、せっかくこの2人が組んだのにこんなことやることないと思うのになぁ。
確かに ILL-BOSTINO という人はダンス・ミュージックに闇をこめる事をしない人のようなので、この路線以外にありえなかったのかもしれないけど、これではあまりにもオリジナリティが希薄。まぁ今後に期待しましょう。
Tracklist
『JAPANESE SYNCHRO SYSTEM』(LL-1040)
A1.JAPANESE SYNCHRO SYSTEM ORIGINAL
B1.JAPANESE SYNCHRO SYSTEM G.MITCHELL UNIVERSAL SYNCHRO SYSTEM
B2.JAPANESE SYNCHRO SYSTEM G.MITCHELL PROGRESSIVE MIX
視聴→CISCO
なかなか手厳しいコメントですね。
僕は試聴して結局購入には至りませんでしたが。
曲そのものは悪いとは思わないけれど、
CALMやBOSSがこれをやったら何なの?と言う感じで。
単純に彼らがデトロイトを好きなだけなんでしょうけど。
ちなみにK.F.名義の1stアルバムは、あんまり良くないと思います。
音の使い方があまり上手くなかった気が。
そんなに悪い作品だとは思わないんだけど、やっぱりこの二人がやるという期待値からすると物足りないですよね。
まぁまだ1作目だからしょうがない部分もあるんでしょうけど。
PING:
TITLE: CALM?{ILL-BOSTINO???????V???j?b?g???{?i?n??
BLOG NAME: ZOOM Up
20060901