http://www.sublightrecords.com/
少し前になんとなくこの人の名前を思い出し、ちょっと調べてみたらアルバム出してるって事で、ついつい買ってしまった Richard Devine の2005年作。
特別好きなわけではないんだけど、何故だかこの人の過去のアルバムは3作とも持っていて、でもそのどれもがほとんど聴きこんだ記憶がありません。というのも、複雑にプログラミングされたビートは結構好みだったんだけど、ノイズやドローンを基調とした上モノがキンキンとやかましくて、イマイチ苦手だったんですよね(その割りになんで全部買ってるんだ、って聞かれると自分でもよく分からない)。
しかししかし、このアルバムは相当いい。スタイルとしては今更な気がしなくもないドリルン・ベースが中心ながら、その音響的快楽度が非常に高い。複雑にプログラミングされた音の一つ一つが、まるでこちらのツボでもほぐすかのように染み渡ってきて、こういっちゃぁなんだが物凄く癒し系。
もちろん以前の獰猛さが薄れたわけではないし、アート・ワークの素晴らしさと合わせて、一種の音響芸術と捉えることも可能なのかもしれないけど、そんなこと関係なく、この音を大音量でただ浴びていたいと思わせる傑作。
視聴→
amazon で見る
『CAUTELLA』
01. Helix Stair Helve
02. Sigstop
03. Recursion Trail
04. A r c – A c i d
05. Tetrad
06. R s l – C o m
07. Orr Unfolding
08. Repol
09. L p r – P o r t
10. Parsec
11. V c – Demension
12. Timach
13. Matvec Interior – ( w / otto von schirach )
14. Funkstorung remix devine – Sigstop