http://www.basementjaxx.co.uk/
どうも最初、今回のアルバムは色んなタイプの曲を詰め込むためにラジオ仕立てにした、という話を聞いたときは不安だったんだけど、ん~、それは半分当たりでしょうか。
Bassment Jaxx といえば初期のラテン・ハウスに留まらず、アルバム発表毎に明確な進化を示してきたグループなわけで、そこは好き嫌いとは関係ないところで評価していたんですよね。でも今回のように1枚に色んな曲を入れるというのは今までのまとめ的なものにも思えるわけで、つまりは統括という名の停滞を意味しているのではないかと思ったわけです。
そして今作は実際以前のようなラテン・ハウスが数多く収録されていて、いくつかバングラっぽい音色などが聞こえて新味を感じさせるものの、特にコレといった新機軸のない、はっきりと停滞を示した作品ではないでしょうか。しかも言うほどごった煮な感じないし。
しかし色々と文句を垂れつつも、このアルバム結構好きです。というのもね、ダンス・グルーヴの中に色んな要素を詰め込みつつ、でもポップに聴かせるという曲作りは、やっぱりこの人たち上手いですよね。それにラジオ仕立てを謳ってるだけあって流れもいいし。さらに後半になると高揚感を下げずにメロウさを足すとこなんかかなり好き(”Everybody” 最高!)。
まぁそれでも彼らの最高傑作とは絶対に思わないけど、意外に Basement Jaxx の入り口としてはいいアルバムではないでしょうか。
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01. Intro
02. Hush Boy
03. Zoomalude
04. Take Me Back To Your House
05. Hey You
06. On The Train
07. Run 4 Cover
08. Skillalude
09. Smoke Bubbles
10. Lights Go Down
11. Intro Reprise
12. Everybody
13. Keep Keep On
14. U R On My Mind