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この人って前作の『The Present Lover』のインタビューのときに、「ポップなのは疲れる」とか「1枚目聴くとフラッシュバックになる」とか、どうも Luomo という名義に後ろ向きな発言が目立ったのでもうこの名義では作品は出さないのではないかと思っていたのですが、まぁとりあえず無事3枚目が発表されたことを祝いましょう。そして内容も文句なしに素晴らしいことを喜びましょう。
とにかく今作で目立つのは、Rhythm & Sound のリミックス(過去記事)で聴かせた動きのあるベースラインで、それが絶妙な形でハウスのフォーマットの中に落とし込まれてます。前作はともすれば端正すぎる印象を与えかねないものだったけど、そういった意味でも今作はかなりダンサブル。それでいてかなりの部分で聴かれる Johanna Iivanainen のヴォーカルはあくまでポップ。しかもこの名義らしい美しさや実験的な部分は失われていないんだから正直恐れ入る。
正に美と狂気に満ちた傑作。
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01. Paper Tigers |
02. Really Don’t Mind |
03. Let You Know |
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05. Cowgirls |
06. Good to Be With |
07. Dirt Me |
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