Mexico 終了ですか、そうですか。残念です。
現在百花繚乱群雄割拠な様相を呈しているUKロックですが、個人的にはさして惹かれるものもなく聴いてなかったんだけど、「メタル+トランス」という触れ込みでデビューした Enter Shikari に関しては、コレばかりはさすがに無視できないと思い聴いてみた。いやぁ~、でもコレはちょっと微妙ですね。
別に好き嫌いで聞かれれば特に嫌いではないんだけど、実際この作品ついて出る言葉というのはきついものになってしまうというのが正直なところで。
とりあえず「メタル+トランス」という部分なんですが、確かに全編で飛び出すシンセの音色というものはトランスのそれに他ならないわけだけど、じゃぁここでトランスとメタルのカタルシスの融合が成されているのかというとそんなことはなく、結局のところスピード・メタルなんかのストリングスの音をシンセに置き換えてるだけなんですよね。では純粋にメタルとして聴いた場合はどうなのかというと、メロディもそれ程印象に残るものでもなければ、メタルほどのかっちりとした構築美も感じられなくて、その少し崩した感じはどちらかというとハード・コアに近い。しかしハード・コアほど激しいわけでもなく、かといって演奏に関しても特筆すべき点は見当たらない(逆にすごく荒いと思う)。つまりはどれもが中途半端なんですよね。
まぁライヴだともっと激しいらしいし、冒頭に書いたようにけっして嫌いではないんだけど、この程度でいちいち騒ぎ立てる日本とUKのメディアってどうなんだろう。
@TOWER.JP
Tracklist
- Stand Your Ground This Is Ancient Land
- Enter Shikari
- Mothership
- Anything Can Happen In The Next Half An hour
- …
- Labyrinth
- No Sssweat
- Today Won’t Go Down In History
- …
- Return To Enegizer
- …
- Sorry You’re Not A Winner
- Johnny’s Indroduction
- Johnny Snipre
- Adieu
- OK Time For Plan B
- …
これは駄目だったなあ。
ギミックだけで、単純に曲が詰まらないと思ったよ。
結局のところ、このバンドは基本的な部分での完成度が低すぎるんだよね。
でもバーンとかでの評価ってどうなんだろうなぁ~。