DJ KLOCK が逝去したそうですね。それほど積極的に聴いていた人ではなかったけれど、それでも多くの可能性を秘めたアーティストだったのは間違いないわけで、その若すぎる死は非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします。
この Joe Con という人に関しては全くというほど情報がないんだけど、某ヒップ・ホップ専門店でなんとなくフリー・フォークっぽいジャケットが気になって買った1枚。
そしてその印象はあたらずとも遠からずというか、いきなり1曲目がアコギの弾き語りなのでちょっと驚く。そして続いて繰り出されるのは当然のようにヒップ・ホップのビートなわけですが、ざらついた音作りとどこかレイドバックしたサンプリング主体のトラックが、うっすらとではあるのだけれど、しかし確実にサイケデリックな空間を形作っていく。この混沌と歪が同居しながらも、決して陰気にならずどこか陽気さを感じさせる音世界は、最近の anticon と比べてもなんら遜色のないものでしょう。なかでもオリエンタルなトラックの上でゲストの Shingo02 と絶妙な掛け合いをみせる “Wat with the Senses” は出色の出来。傑作です。
- Rich Man’s Dreams
- J.O.E.
- Code of the Soul
- Look Me in the Eye
- Wat with the Senses
- Can’t Say It
- Seven Chakras
- Smiling on the Outside
- Live from Nonesuch
- Lazarus
- I.D. (Independent Declaration)
- Fight for Peach
- Taliban Sam
- YES! Confess
- Myth
- Ooga Booga
- The Misantrope
- Awake & Dreaming