Avril Lavigne がデビューした時って、アルバムでの大人びた雰囲気と、ニュースやビデオで見せる等身大、っていうかぶっちゃけガキっぽさとのギャップが印象的だったんだけど、結婚後初となる通算3枚目のこのアルバムはずいぶんはっちゃけた感じですね。
とにかく驚いたのが先行シングルの “Girlfriend” で、まさにアイドルといった感じのキャンディ・ポップ。これは久しぶりのシングルということで戦略的な部分が大きいのかと思っていたんだけど、アルバム全体こんな感じ。Abril Lavigne って登場時はパンク/オルタナティヴ以降のアイドルといった感じの立ち位置で、アルバムの中で時折見せる愁いを帯びた表情が大人びた雰囲気をかもし出していたわけだけど、そういう部分が今作では全くといっていいほどみられず、よくいえば等身大のポップ・パンクが鳴らされている。これが心境の変化によるものなのか、それとも結婚して肩肘張る必要がなくなったということなのか、それはちょっと分からないけれど、1回でも通して聴けば多分アルバム全曲ライヴで歌えるのではないかというくらいキャッチーで、出来自体は悪くない。でもアイドルの方向性として考えるといかにも退屈。ちょっと彼女に対する興味薄れちゃったかな。
あとは日本にも数多くいるフォロアーの皆さんがどう出るかですね。
せっかくなんで貼ってみた。 “Girlfriend” のヴィデオ。
Tracklist
- The Best Damn Thing
- Avril Lavigne
- Arista 2007-04-17
- 曲名リスト
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- Girlfriend
- I Can Do Better
- Runaway
- The Best Damn Thing
- When You’re Gone
- Everything Back But You
- Hot
- Innocence
- I Don’t Have To Try
- One Of Those Girls
- Contagious
- Keep Holding On
by G-Tools , 2007/05/06