以前 Loopa の特集やったのに途中で飽きて止めてからというもの、レーベル単位での紹介というのは避けてきたんだけど、せっかく12インチ集めてるので、なんとなく好きなレーベルをゆるりと紹介したいと思います。
この Wago Repair というレーベルに関してはこのブログでも何度か取り上げているんだけど、積極的に地元カナダのアーティストを起用しながらも、現在のテクノの中でも群を抜いてユニークな音源を発表し続けているレーベルです。
初期の頃は Mathew Jonson が Itiswhatitis の後にリリース拠点にしたことから、全部彼の変名によるセルフ・レーベルだという見方が強かったんだけど、実際には Mathew Jonson を含む複数名で運営されていて、必ずしもリリースに彼の意向が反映されているわけではないということ。しかし全部 Mathew Jonson の変名だという噂が出るのも納得できるほど方向性は一貫していて、それはこの3年の間に約30というハイペースなリリースながらも全くぶれていない。そしてその方向性はというと、やはりサイケデリックということ。
この Missing Link というユニットについては詳しいことは分からないんだけど、サイトのバイオ見ると Mathew Jonson の兄貴の幼馴染なのかな?そして音の方もその素性やジャケットに負けず劣らず不思議な感じ。
基本的に4曲ともダブ・テックなんだけど、1曲目の “911” などは非常に浮遊感のある曲で、この手の煙い曲にありがちな沈むこんでいく感覚とは反対の、雲にでも乗って浮かんでいきそうな曲。それでいてリズムは重く、しかし上モノのとのバランスが絶妙に取れているところに彼のセンスの良さが伺える。
他の曲も現在のこのレーベルほどではないにしろ、不思議なバランスと音響感覚に包まれたサイケデリックな色合いのもので、どれも高水準。
一応この後も自分の持ってる12インチは紹介したいと思います(興味持つ人がいるかは分からないけど)。
Cobblestone Jazzのアルバムが出るそうですが、やはりWago Repairから出るんですかね?
いつ頃出るかもよくわからないんですが、それまでshooterさんのレビュー見ながら楽しみに待ちたいです。
>びびんばさん
アルバム出るのは9月の下旬で、リリース元は多分 !K7 なのかな?
一通り紹介し終えた後に、そのアルバム紹介って形になると、
流れ的にはきれいなんだけど、どうだろう。
まぁぼちぼちがんばります。