jay haze といいますと contexterrior 、 Future Dub 、 Tuning Spork 、 textone (サイトなくなってるジャン・・・)の4つのレーベルを運営しているわけですが、その中でも最も力を注いでいると思われるのが Tuning Spork で、傘下の Tuning Spork Family Affair と Tuning Spork Blues Experiment という2つのサブ・レーベルとともに、なかなかのハイペースで作品をリリースしています。
んで、これは jay haze が Tuning Spoke の音源を中心に繋いだミックスCD。2006年リリース。
私の中でこのレーベルは jay haze のポップな一面が一番出やすいレーベルだと思ってるんだけど、ここでもわりとポップで軽快なものが多い。まぁポップといっても非常に捻くれたものが多いので、聴きやすいというよりは耳に引っかかる感じ。そしてシカゴ・ハウスを思わせるファンキーさが感じられたのも個人的には発見でした。でも、この盤が踊りやすいかというとそうともいえず、全体的にじんめりとした空気が漂っていて、これが聴き手を選ぶんじゃないかしら。
では私はどうかというと、ミニマルでじんめりとした空気というと Villalobos が思い浮かぶんだけど、 Tuning Spork の音って Villalobos に比べると粘着質なわりにグルーヴが足りなくて、それで私はイマイチ好きになれなかったんですね。でもこのジワジワとはめてく感じのミックスでじっくり聴いてみると、この奇妙さはなかなかクセになる。多分そこら辺は上手くグルーヴを抽出し繋いでいく jay haze の手腕によるところも大きいんだろうけど。
あと話題の “Higher Than You” は期待したほど面白くなかったです。