なんか産休中には、離婚がどうとか親権がどうとかドラッグがどうとか、挙句の果てには Paris Hilton と一緒にノーパンを撮られてとかいうのまで、まぁものすごい数のゴシップの嵐で、もう音楽の方はダメなんじゃないかと思っていたところに、さらに音源が流出したせいで2週間も発売が早まったという、なんだかなぁということばかりなブリちゃんの新作。
前作の『In The Zone』は、硬質なドラムが刻むビートがかっこよくて、けっこう愛聴していたんだけど、それに比べニューウェーブっぽいっちゅうか、なんかビヨンビヨンした音の多い今作は、ちょっとインパクトに欠けるようにも思えたんだけど、回数聴くうちに、これはこれでけっこう良いアルバムに思えてきた。
正直、このアルバムに以前の彼女のような華やかさはあまり感じないんだけど、それでも彼女が歌えばどんな曲でも Britney Spears の曲になるという、確固たるスタイルを作り上げているのが分かって、それはそれでなかなか面白い。
言い換えれば、最初のインパクトは薄くとも、気が付けばブリちゃんの歌が頭の中で回ってる、そんなアルバムです。