前作がかなりの好盤だったので、けっこう期待してた Craig さんの新作だったんですが、ちょっとコレはイマイチでしたかねぇ。
デビュー時からのイメージを一新して、ダンサブルな方向にいったのはいいとしても、そのせいで以前のような女々しさがずいぶん薄れてしまったのですよ。やっぱり彼みたいな線の細い声の R&B シンガーは、女々しく悶えてなんぼだと思うんだけどなぁ。 KANO の参加も特に面白くなかったし。 David Bowie の “Let’s Dance” ネタの “HOT STUFF” のベタさは嫌いじゃないけど、残りの曲はほどほどといった感じで、 Mark Hill から離れた事も含めて、過渡期的な作品という印象は否めませんね。