最近じゃアナログといえばミニマルばかりな私も、以前はそれなりに幅広く色々買っていまして、ブロークン・ビーツなんかも聴いていたのですが、そのとき買ったのが本作。当時ブロークン・ビーツの中心地であった西ロンドン周辺のシーンで活動していた、女性キーボーディストの初アルバム。
アルバムの大半はいかにもな、ジャジーなブレイク・ビーツ/ブロークン・ビーツで占められていて、勿論それも悪くはないんだけど、むしろ聴きモノなのは、何曲か納められたスローな歌モノ。中でも表題曲のとろけそうなソウル風味は今聴いても絶品。
なので今度はぜひともこの路線でアルバム作ってほしいなんて思っていたのですが、以降この人の名前はあまり聞かなくなってしまって残念。思えば西ロン周辺の人って急速に名前聞かなくなった人が多いんだよね(I.G Culture が最近新作出しましたね)。まぁ私も全然聴かなくなっちゃったんで文句も言えませんが、ちょっと残念な気もします。