Vakant からリリースするシングルで、急速に注目度を上げた Onur Ozer が昨年出した初アルバム。なんでも自分の地元トルコの伝統音楽をミニマルに取り入れたらしいんだけど、オリエンタルなメロディとパーカッションの組み合わせは、まんま Cadenza (ついでに言えばジャケもそれっぽい)。
なので、以前レーベルコンピの記事で書いたように、二番煎じ的な印象がますます強くなるんだけど、それでも完成度自体はやっぱり高いので、何だかんだと聴いてしまう困った作品です。
それに、ゆったりと流れるような印象の Cadenza に比べ、こちらの方が若干ミニマルなので、DJの方々には、むしろ使いやすくて好まれる気がする。
なので、何だかんだで良いアルバムだとは思うんだけど、これだけ租借する能力高いんだったら、もうちょっと面白い事ができるんじゃねぇのかな、とは思うんだけどね。