Cobblestone Jazz のキーボーディスとである Danuel Tate の初ソロ・シングル。
Cobblestone Jazz というユニットは、ジャズの要素を凄く洗練させた形で四つ打ちに落とし込んでいるけど、このソロ作品では、ブラスの音が中心になっていたりと、より分かりやすい形でジャズの要素が使われている。なので、これってただのジャズ・ハウスなんじゃないかという気がしなくもないんだけど、けっこうな数の音を盛り込み、しかもその各音の動きが激しいにもかかわらず、曲全体をすっきりと聴かせる手腕は見事。さらに今作では、より danuel tate のキーボード奏者としての側面が強く出ていて、ミニマルな楽曲に程よい変化をつけていて、凡百のジャス・ハウスとは一線を画したものになっている。
思えば danuel tate は、 Cobblestone Jazz のもう一人のメンバーである Tyger Dhula と、 DANTE & DHULA 名義で素晴らしいシングルを出しているわけで、 Cobblestone Jazz = mathew jonson ではないことを、証明するのに十分なシングルです。