ちょっと前にリリースされたやつなんですが、フランスの3人組 dOP のシングル。
この dOP というグループは、プログラミングとキーボードとヴォーカルによる3人組のバンドらしく、さらにフランス出身というと Noze の名前を思い出さずにはいられないんだけど、この二組は実際共演なんかもしていて、さらにジャズやファンクを基調としている点でも似てはいるんだけど、今作においてはそんな事は重要じゃない。
というのも、表面に収められた “Foly” と、その曲の Robag Wruhme によるリミックスが素晴らしいからで、アフロトライバルなトラックの上に、タブラやアフロ・チャントといったいかにもな素材を使いながらも、パロディにならずにきちんとしたクオリティを持ったオリジナルが、まずかなり独特な雰囲気を発している。そして、そこにさらに様々な要素を加えつつも、すっきりと聴かせる Robag Wruhme のリミックスは、正に彼の面目躍如といった感じで、さすがに外さない。
他の曲も、捻くれたポップ感覚を宿しながらも、すっきりと聴けるファンク・ミニマルで、作品トータルでもよく出来ている。
この作品のヒットによって、名前もずいぶんと広まったようだし、今後の成長が楽しみでなりません。