mathew jonson って wagon repair から出す場合、 Cobblestone Jazz があるからなのか、比較的ブレイクビーツを基調としたトラックを出す事が多いけど、今作もA面がそんな感じ。
MIDNIGHT OPERATOR (過去記事)で垣間みせた、ダブ・ステップの影響も感じられるブレイクビーツを、さらに高速回転させたようなトラックで、その性急感溢れるリズムと、しかしその上でゆったりとなるメロディの生み出すタイム感が独特で、 mathew jonson の今までの実験が、いよいよ結実してきたのを感じる。
裏の “twin cobras” は、タイトルからも分かるとおり、お得意のオリエンタルなメロディのサイケデリック・ミニマルなんだけど、今までの彼の作品はリズムが淡白な事が多かったのに対して、この曲はかなり重く荒々しいもので、また違った表情をみせているし、リズムと上モノの相乗効果で、非常に大きなうねりを生み出していて、これまた傑作。
なのでいい加減、ソロでアルバム出してくれないかしら。