エレクトロニック・ミュージックを聴きだしてから、もうそれなりの年月が経っているので、当然 Autechre を聴く機会というのは何度かあったんだけど、どうも私には彼らの音楽はとりとめがなさ過ぎて、今まで良いと思った事があまりない。
そんな私でも前作の『Untilted』はリズムが立っていたせいか、それなりに好きなアルバムだったんだけど、今作は比較的短い20の曲からなる構成で、これまたとりとめがない。
今までに比べノイズ成分が少ないので、パッと聴いた感じは聴きやすいんだけど、何度聴いてもどこに焦点をあわせたらいいのか分からなくて、かといって焦点定まるまで何度も聴きたいと思わせるような魅力も感じないし。
私はボーナス・ディスクに何曲かある、ちょっとレトロな四つ打ちのほうが好きだなぁ。