この前ちょっと書いた、最近人気のパーカッシブなビートの上にオリエンタルなメロディを乗せる作風で、注目を集めているのが、 Guillaume & The Coutu Dumonts と sis 、そしてこの Basti Grub ですかね。
とはいっても私はこの人の事全然知らなくて、なんとなく人気があるのは伝わってきていた前者二人に比べると、なんか唐突に注目を集めだしたような印象でして。そしてそれに輪をかけるようにこのシングルも不思議なシロモノ。
淡々と四つ打ちで刻み続けるキックと、その上にのるガムランなどのパーカッションのみがリズムで、いまどきのミニマルにしては珍しくベースは一切なし。そして上ものはかすれ気味の笛の音と、散文的にうっすらと自然音のサンプルが鳴るのみ。そんな曲を多少の音の抜き差しだけで、ほとんど展開ないまま引っ張るんだから、それだけで褒めてあげたくなりますが、何度も聴いているうちに、こちらもその妖しいループにはまり込んでしまうんだからたまらない。
裏面も全然違うタイトルながら、実質同じ曲で、裏表合わせて19分弱、精神を変な方向に持っていってくれる。こういうのを「実用的」っていうんだろうねぇ。