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80年代から活動しているベテランながら、最近ミニマルな作風にシフトして人気の Jens Zimmermann のダブルパック。
短くても10分弱、長いものだと13分以上にもなる長尺曲ばかりが収録されていながら、ほとんどの曲がこれといった展開もなく、上モノといえばうっすらとパーカッションがのるくらいで、あとはエフェクトの抜き差しだけで引っ張るという、相当硬派というか地味なもの。
個人的にはそういうミニマルなのは大好物なので、この作品も支持したいところなんだけど、どうもあと一歩のところでのめり込めないのは、この人ちょっとリズムのヴァリエーションに乏しいのよね。なんかホント淡々とキックがリズムを刻むだけで(しかもそのキックの音も似たり寄ったりだし)、曲の構造以上に地味な印象を受けてしまう。
基本的に好きなタイプの曲なのは間違いないんだけど、もう一味欲しいところです。