何気に EXILE ってまともに聴くの初めてなんだけど、なんでも彼らの28枚目のシングルなんだそうで。
どうも EXILE って、頭剃り上げたいかつい兄ちゃんが甘い声出してるのが気持ち悪くて、イマイチ好きになれないんですが、 CD だと当然音だけで映像がないので、そうやって聴くと意外に悪くないですね。
まず1曲目の “Ti Amo” は、いかにもといった感じの甘いラブ・バラード。歌詞では不倫という関係の中で、葛藤する主人公が描かれてるんだけど、惜しいのは女性視点の歌なんだよね。これで男が妻と恋人の間でウジウジとしまくるような歌詞だったら、私の好きなダメ男 R&B なんだけどなぁ。でも悪くないです。
2曲目はベスト・アルバムからのカットらしくて、それに VERBAL のラップを乗せたもの。シャンプーの CM で使われてる曲ですね。でもこの曲はどうでもいい感じ。
そして問題なのが3曲目の “24karats” 。以前 Sowelu と DOBERMAN INC と組んで出した曲のヴァージン違い。
私は韻踏合組合、中でも OHYA が好きだった人間なんで、 DOBERMAN INC ってずっと避けてきたんだけど、色んなところでラップが上手いという文章を見ていたし、最近の Bach Logic の出世ぶりもあるので、けっこう楽しみにしてたんだけど、う~ん、これって上手いっていうのかなぁ。私には単なる没個性にしか思えないんだけど。まぁ華やかなこの曲には合ってるかな。
4曲目は何故かデビュー曲 “Your eyes only ~曖昧なぼくの輪郭~” の再録。昔からこの曲ってどこがいいのか分からないんだけど、それは今回の再録でも変わらず。っていうか昔のヴァージョンとどこが違うのか分からん。
なんか文章にしてみるとけなしてばかりになってしまいましたが、これでも楽しめた方なんですよ。まぁ期待値が相当低かったしね。さすがにこれがアルバムとかになるとキツイけど。