えぇっと、これはちょっと前にリリースされたものなんでアレなんですけど、っていうか正確にいえばタイトル通りリリースさえされてないものなので、さらにあれなんですけれども、稀代のトラックメイカー J-Dilla が、何故かラップに専念したというアルバム。なんでも蟹江さんがブログだか何だかで漏らした物らしいんだけど、詳細はよく分かりません。
まぁ私はそもそも、 J-Dilla のトラックさえそれほど聴いたことない人間なので、彼のラップなんて聴くの初めてなんですが、技術的には当然のように目を見張るものは感じないんだけど、この飄々とした感じはなかなか悪くない。
トラックの方も、特に際立った個性のあるものはないものの、蟹江に Pete Rock までも参加していて、完成度自体は高い。なかでも Waajeed が参加しているのには、なかなかに感慨深いものがある。
これが J-Dilla の冠がついてなかったら、話題になったかというと、やはり所詮未発表音源のレベルだなとは思うんだけど、彼が如何に愛されていたかは分かるアルバムな気がする。
聴きたい人は、アルバム・タイトルで検索すれば、多分いくらでも落とせるサイトが出てきます。