Skream のシングルというかミニ・アルバムというかアルバムというか、まぁそんな感じのシリーズの第5弾。なぜかいつものイラストジャケットじゃなくピースサイン。それだけ自信作ということでしょうか。さらにアナログでは、6曲入りなのに3枚組み。つまり片面1曲ずつ(曲長くても6分なのに)。もうこういうアホは大好きです。
そしてそんな仕様に負けず劣らず中身も充実している。2006年に出たデビューアルバムに関しては(過去記事)、ちょっとルーツ・レゲエ寄りすぎてそれほど良いとは思わなかったんだけど、今作は様々なタイプの曲が収められていながらも、どれもが素晴らしくダンサブル。中でも失踪感を持ったままドラムが跳ね回る “If You Know” と “One For The Heads Who Remember” 、まるで2ステップのような “Rimz” などは、自分の中の Skream の印象からするとかなり意外ながらも、体が動かずにはいられないカッコよさだし、残りの曲も、それほど意外性はなかったものの、完成度は文句なし。
この調子で、そろそろアルバムなんかも聴かせてほしいところです。