フランスの3人組 dOP の、このレーベルからは3枚目となるシングル。
この人たちはジャズやファンクを取り込んだごった煮な音が多い方たちですが、今作の表題曲も、軽快に跳ねるジャズ・ドラムとスウィングするブラスが気持ちいいジャズ・ファンク。しかしこの人たちにしてはちょっと普通かなという気もして、個人的にはリズムだけ取り出して、よりミニマルっぽくした KRAUSE DUO のリミックスの方が好きかしら。
そして今作には dOP にしては珍しく10分を越す長尺の “Ikarus” という曲が収録されていて、ミニマルなビートを基調とした淡々とした曲ながら、徐々に変化しながらもグルーヴを作り上げていくドラムが素晴らしく、また dOP らしいヴォーカルをうっすらと乗せることで、きちんと個性と聴きやすさも生んでいる逸品。
ますますアルバム聴いてみたいアーティストですわ。