一応昨年のミニマルについて、それなりに記事に連続性をもたせて振り返ろうかと思っていたんですが、一個でつまづくと、それ以降が遅々として進まないので、あんまり余計なこと考えずに紹介していこうかと思います。
っていうかもう2月にもなって、昨年を振り返るというのもアレなんで(さらに今年は年頭から注目リリース多いですからね)、ちょっと駆け足で。
昨年発表されたミニマル系のアルバムの中でも、特に高い評価を受けた Minilogue の2枚組みのファースト・アルバム。
元々トランス畑のほうで Son Kite 名義で活動していた人たちで、さらに発売が COCOON からとなれば、まぁ大体内容は想像できる感じですが、プログレッシブ・ハウスっぽいテック・ミニマル。
とはいっても、殊更派手な上モノで上げていくような感じのものでもなく、楽曲にそれなりの幅を持たせながらも、浮遊感のある上モノを使った柔らかな印象のものが多く、聴いていて非常に心地よい。しかも2枚目の方にはアンビエント・トラックばかり集められているので、さらに夢心地。
まぁ同じように昨年評価された Loco Dice の『7 DUNHAM PLACE』(過去記事)同様、ちょっと優等生過ぎる気がしなくもないんだけど、みなさんが評価するのも納得の完成度なのは間違いないかなと。それでも150分はさすがに長いけど。