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Masomenos さん3枚目。
1枚目、2枚目と微妙に作風を変えてきている Masomenos なんですが、この3枚目も1曲目が今どきのパーカッシブ・ミニマル。しかしこれに関しては、このユニットの薄いレイヤーを重層的に重ねていくような音作りに、パーカッションがイマイチ上手くはまっておらす、ぼちぼちな出来。
それよりは2曲目の浮遊感のあるミニマル・ハウス “Pierre & Le Loup” の方が面白くて、上がるか下がるか分からないギリギリのところで鳴るシンセの、焦らす感じが気持ち悪く気持ち良く、そのくせ後半これといった山場がないまま終わるのも不思議と気にならない。
3曲目の “Cherie” はゆるめのアシッド・ミニマル。これも可もなく不可もなくといった感じで、総体としては、 Masomenos のシングルの中でもイマイチな部類かしら。