来年初頭に発売になるという新作からの、配信限定の先行シングル。
前作の『100th Window』はちょっと聴いて、全然良くなかったからほとんど聴かないで放置、という状態なんだけど、今作も不満点はほぼ同様。というのも私にとって Massive Attack といえば一にも二にも太いベース・ラインでして、今作はそこら辺全然なのよね。
1曲目の表題曲は徐々に沈殿していくようなレゲエ・トラックで、久しぶりに Daddy G の声が聴けるのは嬉しいものの、リズムよりは上モノの雰囲気を重視したような曲だし、 TV ON THE RADIO の Tundle Adebimpe (この人の声って生理的に受け付けない)を招いた “Pray For Rain” も雰囲気ものだし。
何も Massive Attack に今更クラブ・トラックを望んでいるわけではないけれど、それでも以前のような強靭さが今作には感じられないし、ならば Martina Topley-Bird の歌を生かした浮遊感のあるリミックスの “Paych (Flash Treatment) や、ディープな四つ打ちにリミックスした DJ Spooky の凡庸さのほうが幾分マシだったのではなかろうか。
来年のアルバム、果たして大丈夫だろうか。
全てはマッシュルームが抜けてからおかしくなった気が。
前作は3D単独の作品でDaddy Gは参加してなかったし、新作にしても以前のブラックっぽさが感じられないなぁ…
アルバムもこれじゃ期待出来ないですね。でも前作とかも巷では評判良かったのは、いまだに謎。
>マチュさん
そうですよね、やっぱり黒さがほしいですよね。
しかし前作って評判よかったんですが。
私は Akufen と Luomo のリミックスがばかり聴いてましたけど。