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ベテラン Jens Zimmermann の少し前に出たシングル。
最近のミニマル(ジャンル名)で注目されているのって未だに OSTGUT TON 周辺とこの Jens Zimmermann なように思えるんですが、それぞれミニマル(最小)に対するアプローチは違っていて、 Jens Zimmermann に関しては要素という点ではそれほどミニマルではないものの、反復という点では相当なミニマリズムを感じる人で、このシングルに収められた2曲も実質曲としての差はなく、淡々としたキックとパーカッションによるトラックは、ほとんど展開もなく、あるのはエフェクトの抜き差しだけ。しかしそれだけなのに12分超という曲中まったく緊張感が切れることがなく、かといって過度に盛り上がることもなく、じわじわとグルーヴが染み込んでいくのが非常にかっこよい。
この人に関してはどうも何か足りない気がしていたんだけど、今作は文句なし。あとはこんな感じでアルバム作ってほしいかも。