http://www.johnnys-net.jp/j/artists/tokio/
すっかりバラエティ・タレントになってしまった TOKIO が昨年出した唯一のシングル。
2006年の “宙船” のヒット以降、中島みゆき、甲斐よしひろ、長渕剛、東京事変と、歌謡色が濃い作家からの曲提供が続いていて、今作の表題曲もその流れを汲むアコースティックなバラードなのだが、この曲を聴いて思うのは、いつの間に長瀬くんはこんなに味わい深い歌声を聴かせるようになったのだろうということで、元来の声の甘さを残しつつ、サビでのどっしりとした歌声にはついつい聴き入ってしまう。
反面 “スベキコト” のように高音で歌われる曲だと軽さが目立つものの、歌唱力だけでは長瀬くんよりも上と思われる山口達也が歌う “誓い” と聞き比べると、長瀬くんの歌には技術だけではない情感があるのがよく分かる。
それだけに、最近テレビの片手間のような、中途半端な音楽活動が続いているのが歯がゆい。