そういえば昔 Wagon repair 特集なんてやっているブログがあった気がするんですが、あれはどうなったんでしょうねぇ・・・。
などという誰も覚えていないであろう自虐ギャグは置いておいて、チリ出身の Dinky ちゃんが2009年に発表した4枚目のアルバム。
前作の『May Be Later』(過去記事)はほの暗い感じがあんまり彼女に合ってないような気がしたんだけど、一転今作は彼女らしい、というよりいつもより更に華やかに陽性なアルバムになっている。
甲高いパーカッションが気持ち良い1曲目の “Romaniks” こそ抑え目なものの、幻想的にゆらめく上モノとパーカッションの絡みが素晴らしい “Childish” 、女性の声ネタを使ってうまく柔らかさを表現した “Anemik” など、どの曲にも耳をひくキャッチーさがあり、それでいてどの曲にも定型にとらわれない自由度の高さと機能性を有していて非常に完成度が高い。
それでいて過度に盛り上がり過ぎない上品さがあるのもいいし、そんな中にあって唯一扇情的に盛り上げる “Epilepsia” も良いアクセントになっている。
正に彼女の代表作と呼べるような傑作だろう。
> そういえば昔 Wagon repair 特集なんてやっているブログがあった気がするんですが
ありましたね(笑)
がっつり覚えておりますよ、ばっちりと。
このアルバムでは「Epilepsia」が好き過ぎるんですが、いちばん好きなのはジャケだったりします。
>びびんばさん
確かにこのジャケットはいいですよね。
CDみたいに半分になっていないだけでもアナログ買って良かったと思いました(笑)