http://www.nachtstromschallplatten.com/
色々巡ってテクノの音盤紹介してみる。
今ハード系のテクノに勢いがある、っていうのは、多分テクノ聴くほとんどの人が実感あると思うんですが、それに比例してか新しいレーベルもすごい増えてきている印象がありまして。
んで追いきれないのであまり新しいレーベルはチェックしなくなった私なんですが、それでも気になるものがいくつか出てきていて、その中の一つがこの Nachtstrom Schallplatten 。
みんな大好き Discogs によるとリリースを始めたのは2008年からと歴史は浅いながらも、カタログ数は現在40近くになり、さらにデジタルのみで出しているものも20近くあったりと、そのカタログ数はかなりのもの。
しかし今のところ私が聴いた限りでは基本的にどの作品も方向性は一緒で、グルーヴィーなハード・テクノ。
つまり作品性云々というよりも、現場重視の機能性を追及しているという印象が強いのだが、その分ブレがなく、どれも完成度が高い。
そして今作も個性という面ではそれほど特筆するものはないものの、キックとベースラインの押し引きを巧みに操ることによって、重さと疾走感のバランスを演出しながらグルーヴを紡いでいくので飽きる事がないし、全編上モノではなくリズムで押し切るのも気持ちが良い。
あと蛇足ながら、この記事書くにあたって KAI RANDY MICHEL を調べてはじめて知ったんですが、この人って Pascal F.E.O.S. の PV から昔アルバム出してた人なんですね。
このアルバム、持ってはいるものの曲に関しては全くといっていいほど印象に残っていないんですが、そんな人が10年後にこんな傑作を出していることに気がつけるんだから、やはりブログ書くときはある程度調べないと駄目ですね、と思ったしだい。