スウェーデンのデスメタル・バンド、 In Flames の10枚目のアルバム。
なんでも昨年、ギターで今までの大半の曲の作曲をしていた Jesper Strömblad が脱退したそうなのだけれど、その影響なのか前作(過去記事)以上に激しい部分か減り、所謂正統的なメタルにさらに近くなっている。
それが一番躊躇に出ているのはやはりメロディで、その泣き具合はギターソロ含め相当にくどいのだけれど、 Anders Fridén の感情過多な絶叫ヴォーカルにはすごく合っていて、これが存外悪くない。
まぁデスメタル的な暴力性が薄くなったという点では明らかに物足りないんだけど、それでも前作のような中途半端さに比べればはるかに良いし、彼らの出自を考えればありえないくらいにポップな “Liberation” の大胆さも評価したい。
傑作とまでは行かないが、バンドの前進しようという姿勢が感じられる良作かと。
- Sounds of a Playground Fading
- In Flames
- Century Media 2011-06-21
- 曲名リスト
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- Sounds Of A Playground Fading
- Deliver Us
- All For Me
- The Puzzle
- Fear Is The Weakness
- Where The Dead Ships Dwell
- The Attic
- Darker Times
- Ropes
- Enter Tragedy
- Jesters Door
- A New Dawn
- Liberation
by G-Tools , 2011/11/14