http://www.season-of-mist.com/
カリフォルニア出身のメタル・バンドが2012年に発表した(多分)セカンド・アルバム。
彼らのスタイルは所謂スラッジと呼ばれるドゥーム・メタルの一種みたいだけど(実はここら辺よく分かってない)、地を這うようなギター・リフと、ハードコアっぽい咆哮のようなヴォーカルは、非常に重苦しい。
しかし長尺の曲中心に、後半にいくにしたがってノイズ成分が増えていくのが、まるで混沌に沈殿していくような深みがあり、メタル的な展開とは一線を画した面白さがある。
まぁ逆にいうとメタルのキメキメな感じを期待すると肩透かしなのだが、メタルだけにとどまらない、越境的な魅力を持った作品だ。