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グルジアのメタル・ユニットが2012年の1月に発表したフリーのミニ・アルバム。
冒頭のトレモロ・リフに続き絶叫と雄々しい男性ヴォーカルが入ってくる “They Who Bring Death” なんかはブラック・メタル然とした曲ながら、他の曲に関してはあまりヴォーカルの入らないダーク・アンビエント的な曲が多い。
ただこの手のバンドでは往々にして箸休め的なものになりやすいインスト曲が、物憂げなギターのメロディを軸に、ドラムやノイズが激しくなり曲を盛り上げる “Being” 、輪郭がぼやけすぎて歌っているのかどうかもよく分からないヴォーカルが、しかしきっちりと曲の重苦しい雰囲気を決定付けている “Blind Believers In The Lie” 、ドローン的なギター・インストの “They Hope For Nothing” と、どれも聴き応えがある。
両者を融合させたような最終曲 “The Last Days When On The Earth Walks The Sin” も秀逸。
ちなみに続編のミニ・アルバムもフリーで公開されてるみたい(まだ聴いてない)。