同じ Delsin つながりでついでに、っていうのはちょっと強引ですかね。
ということで、 Delsin からもアルバムを出していた Aardvarck こと Mike Kivits が2011年に出したアルバム。
この人って以前はデトロイト・フォロワーみたいにいわれていたのが、気がつけばダブステップにいっていて、じゃぁ今作はどんなスタイルなのかといえば、ヒップホップ、アンビエント、ダブステップ、ブロークンビーツなど、様々な要素を飲み込んだビート集になっている。
ただ Aardvarck の場合、 Delsin 出したファースト・アルバム『Find The Cow』の時点で、デトロイト的ではありながら、四つ打ちにとらわれないビート感覚を内包したものだったので、そう考えれば今作の方向性にも違和感はなく、様々なビートが表れては消えていく流れはなかなか面白い。
まぁ難をいえば、1、2分台の短い曲が多く、若干の物足りなさがあるんだけど、それはこの手のアルバムにはよくあることだし、アルバム全体の構成で考えればそれほど不満もない。良作です。