http://www.weevilneighbourhood.com/
せっかくなんで Steven Porter が2011年に出した、今のところ唯一の単独名義のシングルを。
今作をリリースしている Weevil Neighbourhood って、 SoundCloud を聴いてみた感じ、実験的なエレクトリック・ミュージックのレーベル、という印象なんだけど、今作も1曲目は電子ノイズによるノンビートの曲。ただその凍てついた空気感そのままに、ミニマル・ダブの2曲目に流れていくのが非常にかっこいい。またその2曲目も、ミニマル・ダブ的な音響の中で、ダブステップのようなリズムがかすかに蠢く独特な曲で、そのリズムとノイズが生み出す緊張感がまた面白い。
3曲目は以前紹介したコンピに入っていた “DEED” に近い、ものすごい低音の変則リズムによるハード・ミニマル。昔の Surgeon を思わせるやり過ぎ感も堪らないんですが、縦にも横にものれる複合的なリズムがやはり素晴らしい。
今作を聴く限り、けっこう色んなタイプの曲を作れる人たちみたいなので、早くアルバム・サイズで聴いてみたいです。